副鼻腔炎の手術について
8/24
入院初日
手術は明日なので特にやることもなく、本を読んだりしてだらだら過ごす。
病院食ってすごく不味いイメージだったが、意外とおいしい。この日は昼にミートソーススパゲティ、夜にはなんとビーフステーキが出た。
明日は一日断食になってしまうので、売店で買い食いして満腹にして寝る。
8/25
手術当日
手術は14:30からの予定で、今日は何も食べられない。11時からは水分も摂ってはいけない。手術なんて生まれて初めてなので、緊張してくる。
13時過ぎに母が到着。時間まで世間話ができたので気が紛れた。
手術着に着替え、足には血栓予防のタイツを履く。
14:30を少し過ぎたころ主治医が病室へ来る。
「じゃあそろそろ行きましょうか」
主治医と看護師二人に先導されながら手術室へ。手術室に着くと10名程のスタッフが待ち構えていた。え?こんなにたくさんいるの?そんなことを考えているうちにすぐに手術台に乗せられる。右腕に血圧計、左手に点滴をされ、まな板の上の鯉状態である。
今から麻酔するので眠くなりますよーと言われるとすぐに金縛りにあったような感覚が。
気づくとガラガラという音と共に運ばれている。あぁ、終わったのか。意識はまだはっきりしない。エレベーターに乗せられ、どうやら病室までやってきたようだ。
母親もそこにいた。意識が段々はっきりしてくる。そこで私は開口一番、腰がいてえ!暑い!
当初2-3時間の手術予定だったのが、なんと実際には5時間もかかっていたそうである。もともと腰痛持ちの私は、長時間同じ体勢だったため、ひどい腰痛に見舞われたようだ。そしてなにより暑い。ひどい汗の量である。
喉も多少痛かったが、さほど気にならず、肝心の鼻に関しては全く痛みはなかった。綿球と呼ばれるものをパンパンに詰められているせいでちょっと苦しかったくらいだ。
喉がいがらっぽくて唾をはいたらどす黒い唾が出たので気持ち悪かった。
腕には点滴、指にも何か挟まれており、足はマッサージ機のようなものが装着されているため落ち着かない。なんだか膀胱にも違和感がある。あ、そうか全身麻酔の時はカテーテルっていうの入れるみたいだからそれも入ってるのか。抜くとき痛いらしいから嫌だなあ。
そんなことを考えていると看護師さんが、綿球は血が滲みてきたら自分で変えてくださいね。あとトイレに行きたくなったら教えてくださいね。
ここで母が帰ってしまったのでとても心細くなった。でももう夜の9時だからそれも仕方ない。
麻酔もほとんど切れ、11時には水も飲んでいいと言われた。深夜0時過ぎになり、ふと、あれ?カテーテル入ってないのかな?と思い、自分の下半身をまさぐってみると何も着いていない。よかった、麻酔中に抜いておいてくれたんだ。ちょうどトイレに行きたくなったので看護師さんに付き添ってもらい用を足すと激痛が走ると同時に尿道から出血する。涙目になりながら用を足すと看護師さんに「大丈夫?顔色悪いよ」と言われる。完全に油断していた、痛いのはカテーテル抜くときだけだと思っていた。
そんなこともあり体は疲れきっていてすぐに就寝。
つづく